久しぶりに凄く刺さる作品だったので感想を書いてみる。
ネタバレ少なめ感想(攻略順など)
ADV、デスゲーム、魔法少女もの、裁判系のゲーム等のエッセンスをうまく取り入れて高い水準でまとまっている作品で、今後ADVを語る上で外せない作品になっていると思う。
こういった作品を多くやってきた自分が「こういうジャンルはこういう要素が不可欠だよね」と思ったものが必要十分な量で入っていて非常に満足度が高い。
内容自体は過激だけどCGはある程度配慮されたものになっているのでそういったゲームの入門にも?良いと思う。
攻略順について
- BADエンド選択肢は先に選ぶと良いかも、そういう意味でヒントは有効にしたままでも良いとは思う
- 裁判の時間切れエンドはクリアしてからでも問題ない、CGがある場合もあるので裁判の最初にすぐ飛べるようセーブしておくと良さそう
以下各章のネタバレあり細かい感想
1章
ヒロまじ??って思いながら進めていたと思う。
トリックはあんなに何本もくっつけて武器にできるのか??と今でも思ってるけど動けなかったならまぁ可能なのかなぁ。
裁判パートは怪しい人はいつつも決定的な証拠がないみたいな流れは楽しかったなぁ。配信アーカイブだ!リンゴだ!はあんまちゃんと覚えてなくて難しかったけど。
2章
ホラー映画のくだりが結構印象に残ってたのもあって犯人はすぐわかってしまった。 動機のところでハッとなったけど確かに思い返すと違和感はめちゃくちゃあったなぁと思って事前に気づきたかったなぁとなった。
3章
ピクニックパートで、あぁどっちか死ぬんだなとは思っていたけど犯人もいたとは全然想像していなかった。
裁判パートの「それでも犯人だって言いますか?」でズームするシーン大好きすぎる。
シェリーのラストシーンで泣かされるとは思ってなかった。
4章
自殺じゃないか?という議論から最後に安全圏だったエマに向いて自供パートに入ったのは衝撃的だった。処刑用BGMが主人公にかかるというのは憎い。それでも処刑時にナノカが下からやってきて真実を教えてやってくるのでは!と思ったら悪い?意味で裏切られた。
炙りビンを始めとしたココの全く緊張感のないツッコミラッシュが楽しくてわざと選択肢を外しても良いくらい。
5章
特にラストシーンでメルルが溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった。
(表向きの)ラストバトルで推理パートはめちゃくちゃ難しかったが燃えた。今までトリックにしか使ってなかった他人の魔法を信じて解決に導くというのは熱い。
ココやマーゴのラストシーンで一枚絵がなかったのはちょっとどうなの??とこの時には思ったけどその気持ちを第6章以降に持っていって消化するつもりだったのかなと後で思った。
地の文のトリックは他の人のプレイを見るまでちゃんと理解できてなくてその時だけじゃなくて「ずっと」そうだったのを後から知ってハッとなった。
ところで関係ないけど直近で時計仕掛けのレイラインをやっていたのもあってユキの声聞いて安玖深音じゃないか??とちょっと思った(けど違った)というのもあった。(ななついろ★ドロップスにも安玖深音のユキちゃんいるし...)
6章
Cパートか?と思ったら全然終わらなくて2nd OPが流れた時は本当に痺れたしココの魔女化っぽい一枚絵っぽいものが写った時は先が気になりすぎてあまりに嬉しかった。
デスゲームといえば複数ルート!
6~8章の裁判パートはそれまでのパートからさらに難易度が上がっているのも良かった。魔法を使わないトリックやモノマネの強化まであって単純に面白さが強化されて非常に体験が良かった。
7章
1周目主人公であるエマとのバチバチの議論からの一緒に真犯人を見つける流れは美しすぎる。
ラストはデスゲームであるあるな救いという感じでこれも大好き。
8章
今まで激しく対立していた相手と共犯になり「こんなんひっくり返せるのか?」「エマが身代わりになるのか??」とかハラハラして進められた。死んだふりだったというのは全然わからなかったし犯人を詰めるまでも長いので非常に満足感が高い。
これまでの事件の蝶の話がここにきて繋がってくるのも良かった。
9章
裁判パート自体はトリックに重量が出てくるので簡単に予想できた上に短かったので不満はあったけど、ハンナ自体が頭の切れるキャラではなく理由も衝動的で杜撰だったのを考えるとまぁリアリティはあるのかなと納得はできるな〜。 それにしてもシェリーが本当にいい役すぎる。
最終章
9章で消化不良だった裁判パートを大ボリュームでやってくれて満足。
最後だからかはっちゃけて思いっきり「異議あり!」ってついに言っちゃったのあまりに良かった。 最も魔女から遠く最も人間離れしたシェリーが最後に立ちはだかってくるのもいい演出だと思う。欲を言えばあっさりだなとは思ったけど既に十分な見せ場はあったしエマも残ってるしなぁ。でも顔はあまりに怖いよ...。
5章ではあまりに救いのなかったメルルが救われたのも良かった。
スタッフロール中に各キャラのその後が描かれるのは良いゲーム。
ところで
魔法少女ノ魔女裁判のことを知ったのはこれがきっかけ。
◆キャスト発表◆
— 魔法少女ノ魔女裁判 公式 (@13witch_Trials) 2024年11月6日
沢渡ココ役
比良坂芽衣(@hirasakamei)さん#まのさば pic.twitter.com/I15tKttvsq
この人は2021年頃から推している人で、デスゲームをテーマにした曲を歌ったり、
様々なADVの曲を歌ったりとADVが大好きなことをずっと公言していた。
まのさばが楽しすぎるですわ!!!
— 比良坂芽衣🍮あみゅどる🫧🍬 (@hirasakamei) 2025年7月26日
ADVを愛する者にとって最高の体験をさせていただいているですわ……
そういった中で自分も同じくADVを愛するものとして力になろうと本人が好きな絵師にイラストを発注してもらったり、
#芽衣様のご尊顔 Skebにてミヤスリサ(@Risaly_)さんにイラストを描いていただきました! https://t.co/LfID7ATduH #Skeb #Commission @skeb_jpより
— こはる (@cohalz) 2024年6月1日
え!????
— 比良坂芽衣🍮あみゅどる🫧🍬 (@hirasakamei) 2024年6月1日
ミヤスリサさんに比良坂芽衣を描いていただける世界線あるんですわ!????
猫撫ディストーションの式子母さん好き好きお嬢様だからうれしいですわ!!!!
ありがとうございますなんですわああああああ!!!
ADV界隈のラジオに出演した際にはお便りを送って読まれたりなど微力ながら応援してきた。
🍮ラジオ出演🍮
— 比良坂芽衣🍮あみゅどる🫧🍬 (@hirasakamei) 2024年6月26日
Ayumi.さんのラジオ「魔法使いと7つの扉」にゲスト出演させていただいたのですわー!
たくさんの扉を開けられてしまったですわ!
およよよよよよ〜!?#まほ7 #音泉 https://t.co/i35Ppnjs6z
特にラジオで送ったお便りで「今後比良坂芽衣名義でADVに出演したい気持ちはありますか?」と聞いていて「もちろん」との回答が返ってきたのと、パーソナリティであるAyumi.さんも協力してくれるという非常に今後が期待できる状態になっていた。
今回の声優オーディションにそれが直接影響したかはわからないけれど、少なくとも本人にとってADVへの出演を強く望む人が一人いるということは伝わっていた状態ではあったと思う。
そういった中で魔法少女ノ魔女裁判の声優として出演が決まり、実際にプレイして素晴らしい作品だったことは本当に今まで推してきて良かったなと思えた瞬間だった。
死ぬ前に推せ!
