きちぴーナイトパーティーでDJした #kichipnp

人生二回目のDJを吉祥寺でしました。

connpass.com

3番目でジャンルは自称「ゲーム音楽・アニソン」で、ゲーム音楽もアニソンもある意味嘘では?みたいな曲を19曲流しました。曲の年代的には2002年~2016年で中央値としては2010年くらいの曲で構成されています。

セトリはほとんど黒塗りだけどこんな感じ。全部知りたい人はXのDMなどで個別に教えます。

(流した曲のジャンル的にセトリを公開しない文化があるっぽいのです)

出演まで

RubyMusicMixin 2024で感化されたのと、びきニキさんがやりたいって言ってるのを見て初プレイの人がいるなら2回目のプレイの人がいてもいいだろうということで出演したいと自分から言って出演することに。

ちなみに初回は5/31にあったSMTP++15なので応募したタイミングでは初回もまだ終わってないのに二回目がもう決まっていた状態でした。

ちなみに出演する他のDJのことはイベント公開直前に知らされたのだけど、めちゃくちゃ知ってる顔が多くてびきニキさんと応募時に無邪気にやりとりしていたログが今見るとめちゃくちゃ味わい深い感じになってますね。

めっちゃ練習した

SMTP++15が終わって雰囲気は掴めたほか評判も良かったものの、会場の規模などは全然違うわけでお金を払って来てくれる人に満足してもらえるよう結構練習しました。

最初に通し練習して録音を聴いてみたところ思っていた以上に結構メチャクチャでだいぶ危機感を覚えたものの、録音を仕事中に聴いては課題点をタスク化し、定時後に練習してまた録音して聴いてみたいなサイクルを組んでだいぶ上達しました。(仕事では?)

そういったことを繰り返して最後の方にはだいぶ聴けるようになってきて、練習関係なくテンション上げるためだけに聴くレベルまで持って行けたのは自分で褒め済みです。

DJはちょっと練習すればある程度はいいものができる趣味だなと思っているので興味ある人はやってみるといいと思います。

当日と感想

練習のおかげで大きなミスはなかったと思うけど、マイクで何話すかあんまり考えられていなかったのと壇上からの写真を撮るというのを完全に忘れていたのでそこは次回以降気をつけていきたいですね。

ハッシュタグ見る限りでは自分が映っている画像がまだあまりないので公開ポストでもDMでも画像貰えると嬉しいです。

ちなみに今回のセトリは特に大衆向けというよりかは自分の人生の一部を表現するという感じの大仰なテーマでやっていてそれが結果的に誰かに刺さったらいいなという気持ちでやりました。が、思っていた以上に盛り上がってくれて知らない曲も多いだろうにいい感じに最前列で盛り上げてくれる人もいて助かりました。

自分の出番が終わった後に初対面の人から声掛けてもらって「あの曲を流してくれてありがとうございますまさか流れるとは思ってなかったです」みたいな感想を貰ってやって良かったなと思いました。こうやって反応を貰えるのが一番嬉しいです。

企画・運営のid:asumisoさんからも感謝されましたが、観客あってのDJだし企画して人を集めてくれて感謝しかないし、集まってくれた人も本当にありがとうございました!またどこかでお会いしましょう。

クリアした美少女ゲーム2023

去年に続いて調子よく美少女ゲームをプレイしていったので感想を書いていく。

去年の記事はこちら。

cohalz.co

景の海のアペイリア

バトルシーンはどこもアツかったけど、特にダウトで知恵比べをする部分が一番のお気に入り。 かなり癖がある作品ではあるけど体験版の範囲がおそらく長いので、そこまでやって続きをやるか判断するといいかも。

個人的にはよくこんなストーリー作れたなと脱帽する。

攻略順は何も考えず上から三羽->ましろ->久遠とやっていけば良い。

バタフライシーカー

推理もののゲーム。

推理の一部をプレイヤーにしてもらうみたいなシステムは面白かったけど、後半にかけては展開が完全に読めてしまってそれを超えられなかったのでなんとも微妙な感じ。

攻略順は優衣->千歳->羽矢の順番でやってたけど多分順番を間違えてる感がすごかった。BADエンドも凝っていて先にやった方がいいので多分共通BAD->千歳BAD->千歳->羽矢BAD->羽矢->優衣BAD->優衣が一番良さそう。

しろくまベルスターズ♪

サンタものの話なのでプレイするのは冬(できればクリスマス前)が推奨。

メイン一人につきサブキャラ一人にもフォーカスして成長していく物語で、特に硯ルートの成長は見もの。ななみもかなりいいキャラしてる。

成長していくために必要とはいえ各ルートどれも長いのでそこは覚悟が必要。

攻略順はななみ->硯->りりか->きららが良さそう。

Aster

だいぶ鬱ゲーだけどこの後どうなっていくのか読めなくてどんどん先を読んでしまって楽しめた。誤字や音声の不具合が結構残ってて流石に気になるけどそれを差し引いても印象的な作品。

攻略順は何も考えず上から美幸->雛->はるなとやっていけば良い。

キッキングホース★ラプソディ

ルートの分岐が順番になっていて分かりやすく、選ばなかったヒロインは野次馬として参加するので最終ルートののばらははちゃめちゃで面白かった。例えるなら雪だるま式にどんどん面白くなっていく感じ。 聖がいいキャラしてる。

攻略順は絶対に志乃->聖->のばらの順番でやるべき。

Clover Day's Plus

ALcotの本気、ではあるんだけどALcotだなぁという印象。つばめルートは良かったけど杏璃ルートは無駄にシリアスと不快要素が入ってくる(ここもALcotらしいんだけど)。

攻略順はつばめ->泉->ヘキル&ヒカル->杏璃->杏鈴の順番でやったけど、ヘキル&ヒカルを最初にやってもいいくらいであとはこの順番でいいと思う。

ウィッチズガーデン

E-moteを初めて導入した作品というだけあってそのクオリティは唯一無二。画面下の文字ではなくてキャラの表情を見る体験ができる。

TRUEエンドだけちょっと気になるけど2012年当時の情勢を考えるとそういうことか?と自分を納得させようとしてる。

攻略順は莉々子->水澄->えくれあ-> 涼乃->あやりで良い。明乃かわいい。

鬼ごっこ!

幼なじみは大統領からパロディは多少抑えめにギャグもシナリオもいい感じになっている作品。

展開の関係でどうしても中だるみをするのがどうしても気になってしまうところだけどそれでも暮葉と灯は良い感じにまとまってたと思う。

攻略順は暮葉->加奈->灯->乙女で良さそう。

Clover Heart’s

2003年という時代や処女作ということもあってか現代(?)のALcot感はほとんどなくて、あまりにリアルな中高生像が描かれていてその点は唯一無二という感じで評価が高い。

Clover Day'sの凛ちゃんが好きな人はそれだけでもやる価値があるかも。

攻略順は玲亜->莉織でBADやサブは都度先に回収した方が良さげ。

彼女たちの流儀

すぐ出てくるサブキャラの声がなかったり一部ルートがめちゃくちゃ短かったりと心配になってくる感じで始まったけど、主要メンバーのルートは良かった。

朱音派だけど鳥羽莉のラストは良い。

絵柄もシナリオも女性向けという感じはあって実際に女性にウケてる例も見ている。

Clover Day'sもこれをオマージュしているんじゃないかという感じがしていてClover Heart’sよりも中身は近いと思う。

攻略順は千佐都->せせり->涼月->朱音->火乃香->鳥羽莉で良い。

Hyper→Highspeed→Genius

短いながらも良くまとまっていて、期待を裏切らない感じはいつものういんどみる。

前半はいつものういんどみるだけど後半の展開や最後のバトルシーンの勝ち確BGMだったりラストシーンだったりはかなり良い。

攻略順は詩子->夢子->翠名->カエデ->アイリス->サクラ->パティ->京香->姫乃で良いけどメインヒロインの方のエンドの細かい順番は忘れてしまった。皐月->聖ジュライ->水無月でその中でサブ->メインという順番が良いはず。

HHG 女神の終焉

前作に似せないように外している感がどうしてもあってその結果全体的にギャグテイスト中心になってる感が強い。

加えて前作の時からこの作品の構想があったかも微妙な感じで伏線回収的なこともそんなにない。

とはいえ前作の光理が好きな人に関してはかなりオススメではある。

攻略順は弥生->エイプリル->キサラギでやったけどエイプリル->キサラギ->弥生が正解かも。

天使の羽根を踏まないでっ

女装主人公がカッコ良すぎるしアーニャもいい人すぎる。

声優の役が結構珍しい感じの配役になっていてそこも良い。

同じ朱門優作品である「きっと、澄みわたる朝色よりも、」と比べるとわかりやすくなってて結構オススメ。

DL版がないのでタイミングによっては割と入手が難しいかもしれない。

攻略順はひかる->姉妹->羽音->憩->空で良いはず。

遥かに仰ぎ、麗しの

最初にやった仁礼栖香のルートが強烈すぎて他が霞んでるんだけどそれでもいい作品なのは間違いない。

唯一欠点を言うなら殿子ルートのエンディングは意味わからなさすぎるくらい。

攻略順は栖香->美綺->邑那->殿子->梓乃->みやびで良さそう。少なくとも前半三人の並びは変えない方が良い。

G線上の魔王

もっと知恵比べのバトルを見ていたかったというのは正直なところで、色々文句言いたいところはあるけれどそれでもラストのシーンは強すぎる。

Hyper→Highspeed→Geniusはこの作品と似てるところを感じたけど影響を与えたりしているんだろうか。

攻略順は出てきた順である椿姫->花音->水羽->ハルをそのままやるのを強く推奨。

ナツユメナギサ

ルートによって結構バラツキがある印象。羊と歩がめちゃくちゃいいと感じたのは声優補正もあるとは思う。

攻略順はつかさ->はるか->羊->真樹->歩の順番になるようにすれば良さそう。

星空のメモリア -Wish upon a shooting star-

明日歩の王道さ具合や姉妹のルートなど含め全体的にシナリオがよくできてるしキャラの魅力が出ていて非常に良い。とは言え最序盤のテンポの悪さを含めて妹が足を引っ張っている印象がどうしてもある。

攻略順は明日歩->衣鈴->千波->こもも->こさめで。

星空のメモリア Eternal Heart

本編でどう見ても未回収の要素がちゃんと回収されるのでこっちもやるの推奨。特にメアルートはほぼ全部の要素をこっちに回している感がある。

本編でもそうだったけど姫榊こももが変わらず最強の女すぎる。

攻略順はメアを一番最初にやることだけ推奨。

祝福のカンパネラ -la campanella della benedizione-

どのルートもしっかり起承転結があって期待を外さない、が一切期待を上回らないのでそう言うものとして楽しむ作品。

トルティア姉妹の掛け合いはアニメでもっと動きが見たいな〜と思った。

攻略順はミネット->カリーナ->チェルシー->アニエスが良さそう。

祝祭のカンパネラ!

サブキャラであるニナさんとトルティア姉妹のための作品。アヴリルの前日譚も良かった。 すぐ終わったのでスクショを一つも撮っていなかった...

なつくもゆるる

有栖川みや美さんといえばこのキャラみたいなのを大幅に更新した作品。(以前はNega0だった)

終末世界とSFという感じで序盤の雰囲気はめちゃくちゃ良かったけどラストは正直あんまりよくわからなかった。

公式サイトに4コマ漫画もあってそれを描いたちょぼらうにょぽみが狂ってたと思ってたけど原作準拠だった。

www.sumikko-soft.com

あきゆめくくる

なつくもゆるると違って軸となる要素がラブコメになっているのでそれを想定していると結構びっくりするくらい温度差が激しい。

比較的まともな有栖川みや美と気が狂った沢澤砂羽/杏子御津/風音その他もろもろみたいな。

「量子力学とラブコメって同じなのか!?」

終わる世界とバースデイ

終末ものオンパレードで各ルートよくできてると思う。

タイトルはまんまその通りで、誕生日にクリアするのをお勧め。ただしDL版がないのでタイミングによっては入手が難しいかもしれない。

ルートは出てきた順番の入莉->ミカ->柊->成子でもいいけど、入莉は柊の後でもいいかもしれない。

月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale.

アキルートもいいんだけど、フユルートのバトルも良かった。とは言えどうしても短いなとは感じてしまった。

ミナミさんのおまけを楽しみにしていたのにミナミさんじゃなかったのは不満。西野さんはいいキャラしてる。

原作となったオズの魔法使いをもう一回見てみたくなった。

攻略順はフユ->夏乃->アブリル->アキ。

スマガ -STAR MINE GIRL-

とにかく長い!!共通ルートという名の魔女3人のルートがあってその後魔女を含む5人のルートがあって最後にトゥルーなので9人分のルートが十分な長さである状態。

今やって新しい何かがあるというわけでもなくて古典という感じだけど逆にいうと大体のものがあったりする。

攻略順は共通(長い)->スピカ->ミラ->雨火->ガーネット->姫々になるはず。

コミュ -黒い竜と優しい王国-

紅緒も真雪もかわいいし展開やオチも好みで良かった。落ち着いた青山ゆかりも好きなので良い。色々金掛けてる感がちゃんとする。

ただハードボイルド系なのにやけに女尊男卑がすごくてそこのシュールさには無駄に笑ってしまった。

攻略順は紅緒->密->真雪->アヤヤ->カゴメとやったけど密は後回しにした方がいいかも。

いろとりどりのセカイ

星空のメモリアと比べて結構難解な感じではあるんだけど、その分納得感とメッセージ性の強い作品になっている。

欠点として数えられそうな要素も実は伏線の一部だったり続編で回収される感じで隙がない。

攻略順は公式でも推奨している(?)加奈->澪->鏡->つかさで良い。

いろとりどりのヒカリ

このシリーズが名作だと言われているのはこの作品が理由だったとはっきりわからされる作品。

前作のありとあらゆる伏線を回収して、さらに前作を超えてきたストーリーとメッセージ性を出してきてくるので総ボリュームの多さに大満足。

そう考えるとスマガと同じに聞こえるけどスマガと違ってストーリーが前作で区切りをつけつつそこから蛇足でない形で進むのですごい。

攻略順は真紅->加奈->澪->鏡->つかさで良いと思う。

紅い瞳に映るセカイ

真紅の全部がある感じ。展開は流石に小粒だけど、いろとりどりのセカイやヒカリで拾いきれなかった要素をちゃんと拾っていてFDとしては十分すぎるクオリティ。

おわり

というわけで2023年は29作品もクリアすることができた。

下のリンクで点数も公開してる。

https://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/user_sortable.php?user=cohalz

年始にやった作品とか記憶が飛んでいることがあるので来年は都度メモを残してちゃんと感想を書けるようにしたい。

10月遠征日記

10月は2回も東京に行く機会があったのでちゃんとブログを書いてみる。

10/13

原宿に行ってアルジャンPUSの初日金曜日の14:20~の回に行った。平日の昼ということもあったからか男女比が5:95くらいになっていてだいぶ肩身が狭かったけどなんとか目的のものは買えた。

等身大パネルと一緒に写真を撮ってる人も結構いて、そのうち7割くらいが瀬戸あさひと撮っていてこんな人気なのか〜というのが印象に残った。

その後17時からは秋葉原の貴女メイドコラボカフェに行った。17時ぴったりに行くつもりが店を間違えて15分くらい遅れたけどカウンター席がギリギリ1席空いていてなんとか座れた。

カウンター席で隣に座っていた女性三人組のうち一人が芽衣様推しで残り二人が付き添いっぽい感じで3人でドリンクとバッジを爆買いして見事バッジもコースターも引き当てるみたいなのを一緒に喜んでいた。

メイドカフェのサイン付きポスター

あへぷりんdeおよよカクテルは直前にメニューが変わっただけあってめちゃくちゃ美味しかった。

この後追加でリンネ様の覇道の独身カクテルも飲んだけどジントニック感があまりない不思議な感じだった。(写真を撮るのは忘れた)

店員のメイドが気を利かせて(?)アルコールを多めに入れたと言っていて、意外とアルコールが回って迷子になった。

というポストも見られていた

その後はオフィスまで行ってScalaわいわい勉強会に飛び入りスタッフ(?)として参加した。

そんな感じで色々回った結果色々グッズが増えた。

10/27

オフィスでそうめんパーティーが開催されていたので行った。

そうめんだけじゃなく各々がビリヤニを作ったりビールを持ってきたりと盛り上がった。

10/28

秋葉原で貴女達のハロウィンパーティに参加した。

コラボTやパーカーを着てバッグにも芽衣様となるみさんのアクキーを付けて最前列に座った。

本編の途中でなるみさんのファンの人は手を振るというタイミングで手を上げそびれて後方の様子を見ていたらそこをリンネ様に手を振ってないのがバレて「恥ずかしがり屋がおるぞ」と突っ込まれ、なるみさんからは「かわいいねぇ」と言われその後身につけているグッズの話になって芽衣様からは「すごっ」と全員からコメントを貰えるという周りから刺されそうな事態になった。

配信だと34:00 ~ 辺りで確認できる。

twitcasting.tv

本編終了後はミニライブもあってトリのなるみさんが何を歌うんだろうと思っていたらクラウドファンディングで制作した曲をお披露目して完璧に歌いきって「完全にアイドルじゃん...」となった。

本編の終了後のサイン会では3人の誰に名前を書いてもらうか決める必要があって、迷って芽衣様の名前を書いたことをなるみさんに「迷ったんですよね??」と念押しされて、リンネ様には「この後グッズ買います!」って言う話ができたけど、逆に芽衣様にはいざ何を言えばいいのかわかんなくなって「頑張ってください」としか言えなかったのが完全に恥ずかしがり屋エピソードになった。

サインと会場で買ったリンネ様のアクキー

10/29

M3に行った。M3に行くのも10年以上振りで、サークル参加してる人に挨拶に行くみたいなのも久しぶりにできて良かった。あんまり予習もできてなかったのと手荷物にあんまり余裕がなかったので買ったのは少なめ。

JAWS FESTA 2023 in Kyushuで登壇しました #jawsfesta

先日行われたJAWS FESTA 2023 in Kyushuに参加し、メイントラックの2番手で登壇しました。

jft2023.jaws-ug.jp

資料はこちらです。

speakerdeck.com

自社のイベントでは何回か登壇していましたが、技術カンファレンスでの登壇は人生で初めてで何日も前から緊張していましたが、大きな事故もなく発表を終えて良かったなと思っています。

このネタにした理由

元々はCloudNative Days Fukuoka 2023に応募したネタだったのですが、落選しその後JAWS FESTAが行われるということを知り応募しました。

CNDFでは40分の枠だったのが今回20分の枠だったのでかなり駆け足で資料から省略した部分も結構ありました。(最初にスライド作った時は60枚近くありましたが削りに削って40枚になりました)

削った中でもどうしても触れたい話題としてecspressoへの移行は需要がありそうだったのでスライドに含めています。

というのもこの話題はecspresso Meetupに出た時にCDKとecspressoの共存や移行がどの会社も困っているという話があったのを受けて追加しています。

参加者としての感想

登壇してその後質問もされ、懇親会では以前の別のカンファレンスで会った人も挨拶され、その人をさらに別の人に繋げるみたいな動きもできてという個人的にはかなり充実感のあるイベントになりました。

引き続き福岡を中心にイベントに出て登壇もして顔を覚えられてみたいな動きをより活発にしていきたいなという気持ちになりました。

Alpine Linux 3.18でDNS over TCPに対応するようになっていた

5/9にリリースされたAlpine Linux 3.18ではmusl libc 1.2.4が含まれており、DNS over TCPに対応するようになった。

www.theregister.com

これにより、512バイトを超えるDNS応答でも問題なく利用できるようになり、Alpine Linuxを大規模な環境でも利用しやすくなった。

これまでの話

そもそもDNSの名前解決では昔からUDPを利用しており、サイズも512バイトが上限と決められていたが、その後通信サイズの増加に伴い512バイトを超える通信はTCPで再度通信し直すフォールバック(DNS over TCP)をしたり、UDPで512バイトより大きい結果を返せるような仕様としてEDNS0という拡張が生まれた。

しかしAlpine Linuxはそのどちらにも対応しておらず、結果として512バイトを超える応答を利用することができない状態になっていた。

このことはAWSのドキュメントにも書いてあり、20ノード近くある場合は繋がらなくなるのでその他のOSを使用することをお勧めしていた。

Alpine Linux limits DNS response size to 512 bytes. If you try to connect to your OpenSearch Service domain from Alpine Linux, DNS resolution can fail if the domain is in a VPC and has more than 20 nodes. If your domain is in a VPC, we recommend using other Linux distributions, such as Debian, Ubuntu, CentOS, Red Hat Enterprise Linux, or Amazon Linux 2, to connect to it.

おわり

Alpine Linux 3.18が出たものの、それをベースイメージとするDockerイメージでまだ新しいのが出ていないということはあるので注意が必要。 例えばAmazon Corretoのイメージはまだ対応しておらず、今のところは7/18リリース目標とのこと。

github.com

YAPC::Kyoto 2023 参加と自分のこと #yapcjapan

YAPC::Kyoto 2023 に参加してきた。

セッションの軽い感想とYAPCのエモい話に影響されて長々とした自分語りを書いてみた。

参加したセッションについて

小さく始め、長く続けるOSS開発と貢献

SongmuさんのOSSの話はもう何回も聴いているけれどやっぱり毎回新しい発見はあったので出て良かった。OSSのコードの癖の話も面白かった。

ジョブキューシステムFireworqのアーキテクチャ設計と運用時のベストプラクティス

チームではFireworqを使っているけれど、アーキテクチャ設計や開発の理由を詳しく知っているわけではなかったので理解の助けになった。

日常業務のカイゼンで図る開発チームへの貢献

自分もECS移行の際にフローの改善を混ぜ込んでいてそこでいくつか工夫をしていたので共感できる部分が多かった。

ORM - Object-relational mapping

ORMのパターンについても知らなかったし、Teng導入でのgreppability確保に関してはORMに関係なくちゃんとしたいところだなと再確認できた話だった。

あの日ハッカーに憧れた自分が、「ハッカーの呪縛」から解き放たれるまで

どうしたかを言語化するのが素晴らしくて納得のベストスピーカーだった。こういったキャリアに悩んでいる人はたくさんいそうなので後で動画でまた見たい。

ソフトウェアエンジニアリングサバイバルガイド: 廃墟を直す、廃墟を出る、廃墟を壊す、あるいは廃墟に暮らす、廃墟に死す

身に覚えがある。最近は廃墟を直すみたいなことがあまりできていなくてそのまま住みがち。質疑応答にあった説得材料としてFour Keysの値が悪いことを示すのはかなり良さそう。

デプロイ今昔物語 〜CGIからサーバーレスまで〜

昔のHTTPサーバやデプロイについて、せいぜいmod_perlまでしか知らなかったのでCGIの話などが特に面白かった。

prototype大全

たまにPerlを書くときにpushやmapを始め変な構文だなと思っていたものが同じprototypeによって提供されていると知ってだいぶ身近なものになった。

あなたの知らない(かもしれない)コアモジュール 2023

Benchmarkとか手作りしてしまいそうだけど使えそう。こういうのに限らず解決したい課題を解決するモジュールはもう既にあることが結構あるのでちゃんと探せるようにしたい。

様々な環境へコマンドラインツールを提供する上での苦労とその対策

形態は違えど古い環境や様々な環境をサポートするというのは体験したことがあるので共感できる話が多かった。

my new error...

開発を止めてこういったタスクを一気に進めるというのはチームで一度やってみたいなと思う。アラートをオンボーディングとして考えるのも良さそう。

ライトニングトーク

Java移行の話や文字コードの話が面白かった。

キーノート

とても良かった。最近のonishiさんは社外の特に学生向けに話すことが多い印象で、社内でもこういった昔の話を聞くのは初めてかもしれない。当時の様子とか社内に残ってると思うので時間があったときに色々見てみたい。

自分のことについて

キーノートであるonishiさんの発表でのモブについての話と懇親会での出来事で自分の成長について振り返るきっかけになったのでここからは自分語りのコーナー。

前回のYAPC::Tokyo 2019は自分が社会人になってすぐのタイミングだったけれどそこから4年も経つと色々変わったと感じている。

振り返ると4年で様々な仕事を経験し、それをブログに書いたり発表したりOSS貢献したりもした。社内での評価も気づけば上から数えたほうが早いくらいにまでになった。

それでも周りの有名な人を見ながら過ごしてきているのもあり、それに比べると自分は有名な人に比べて技術力は高いわけではない、かと言ってアウトプットも多いわけではないので所謂モブという認識のままだった。

ところが今回はスタッフでも発表者でもなかったのに懇親会でOBだけでない他の参加者の人から話しかけてもらえるというのがあった。

自分が存在を認知していなかった発表者の方が自分のブログ記事を認知していたり、自分が書いたOSSやPRについて「今でも便利に使っていますよ!」を始めとして会話すると言うことが何回もあって嬉しくなり、こんなモブでも多少なりとも界隈に影響を与えているんだということを実感した。

この界隈の温かい空気にもっと貢献したいと思えたし、発表を聞いて共感する事が多いということは自分が発表して共感してもらえるだろうという気持ちになったので、次のYAPC::Hiroshima?は発表者として参加したい。 とはいえこんなこと言ってRejectされたらカッコ悪いのでそのためにも今から頑張りたいなと思った。

GitHub ActionsでJobやStepをデフォルトブランチだけ動かすようにする (2023年版)

この記事は はてなエンジニア Advent Calendar 2022 の43日目の記事です。

GitHub ActionsでJobやStep単位でデフォルトブランチの時だけ実行したい処理を書く時にはいつもこのように書いていました。

if: github.ref == 'refs/heads/main'

これは2023年現在ではこのようにブランチ名を書かない形で書き換えることができます。

if: github.ref_name == github.event.repository.default_branch

ref_name はrefsの含まれていないブランチ名やタグ名単体が入っており、 github.event.repository.default_branch も同様にブランチ名だけが入っているのでそのまま比較できます。

The short ref name of the branch or tag that triggered the workflow run. This value matches the branch or tag name shown on GitHub. For example, feature-branch-1. https://docs.github.com/en/actions/learn-github-actions/contexts#github-context

ref_name はGitHub Actionsのリリース初期にはないプロパティで、おそらく2021年11月のこのPRで追加されています。

github.com

複数のリポジトリを扱っている場合でデフォルトブランチ名がバラバラだったとしても単純にコピペできるし、後からデフォルトのブランチ名を変えたくなった時にも書き換えする必要がなくなるので便利です。

ちなみに on で指定する部分には github.event.repository.default_branch のような変数は使えないのでブランチを列挙する必要があるので注意です。*1

on:
  push:
    branches:
      - main
      - master